資格でメシが食えるか?

サラリーマン時代の先輩が出張で上京し、久々の再会を果たしました。
品川の居酒屋にサラリーマン時代の同僚7名が集合。
昔話や近況を語り合いました。

建設業界は姉葉事件に端を発した法改正で、最近、規制が強化されています。
一級建築士の上に、構造設計一級建築士と設備設計一級建築士が創設されましたし、
一定規模以上の建設現場には、一定要件を満たす技術者を専任で置くことなりました。

最近は、設計者も施工者も、法改正に合わせて、国家資格を取得するために
苦労しています。

電気技術者であるかつての同僚や先輩たちも、一級建築士の資格を取得しなければ
ならなくなり、みんな、高いお金を払って専門学校に通って勉強しています。

この2年で、すでにかなりの合格者が出ているそうで、まじめで優秀な人材が豊富
であることが改めて証明されているとか・・・。

しかし、ある先輩から、
「たとえ一級建築士の資格を取っても、我々が建築士の仕事をすることはできない」
との声があがりました。

その通りです。いくら建築士の資格を取っても、実践的な知識や経験がなければ、
建築士としての仕事はできません。

この日集まったのは全員バリバリの電気技術者です。
おそらく、建築電気設備の分野では、国内、というか世界のトップクラスでしょう。

みな、20年以上、毎日、修羅場で切った張ったやって来たからこそ、
このレベルにいるわけです。
仕事ができるかできないかは、資格とは直接関係ありません。

逆に言えば、建築士の人が設備設計一級建築士の資格を取ったからと言っても、
空調設備や電気設備の仕事ができるようになるわけではないということです。

これは、どんな資格についても言えることだと思います。

ただ、法規制で資格者が求められている以上は、資格取得が最低限の
必要条件であることも事実です。

また、難易度の高い資格を取得した人が、有利な条件で転職しているのも
事実です。



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