金型業界がダメな理由

金型業界のドンと呼ばれる方のお話を伺う機会がありました。

金型業界の方は、よく、金型のことを「鯛焼きの型みたいなもの」
と説明されることが多いですが、実際の金型産業とは、単に「型」を作るだけではなく、
大量生産プロセスのラインを作り上げるところまで含んでいるんですね。

金型産業が技術が大量生産には欠かせないものであるということを知りました。

ちなみに、英語には「金型」を表す、そのものズバリの単語はないそうで、
Special Tooling & Mchining と表記するそうです。

日本語の「金型」というネーミングが業界のイメージを損ねている
ような気がするのは私だけでしょうか・・・。

そんな金型産業は、その大部分を中小零細企業が占めているとのこと。
もちろん、中には上場している大企業もあるようですが・・・。

金型業界は、つい最近まで、めちゃめちゃ儲かっていたらしいです。
外から見ると原価が不透明なので、ほとんど「言い値」の世界だったんだとか。

最近、さすがに業界全体が低迷してきたようで、行政サイドでも
金型業界の活性化に注力しているようです。

戦後のある時期には、機械産業振興臨時措置法という法律が
業界の発展を後押ししたとのことで、再び同様な措置がとられることが
望ましいという意見もあるようです。

業界には業界団体があって、上部に国際的組織もあり、
国境を越えた交流も盛んなようです。

話を聞いていて、金型業界がダメな理由がなんとなく見えてきました。

同業者が集まって業界団体を作って活動する・・・
行政サイドの施策に頼る・・・

だから ダメ なのではないでしょうか。

行政頼みの業界団体って、建設業界にも似ています。
不況業種の共通点ではないでしょうか。

独力で自活できる力を持つ企業は、行政にも業界団体にも頼りませんよ。

建設や金属加工などの不況業種の業界でも、中にはしっかりした戦略とマネジメントで
着実に業績を伸ばしている企業があるものです。

そういう企業の経営者は、業界団体に所属していたとしても、ドップリつからず、
一線を引いた付き合い方をしています。

業界団体にドップリつかって、右へ倣えの経営しているようでは、この先、
泥舟と心中することになるだけでしょう。

逆に言えば、業界全体が停滞しているときこそ、独自路線の発想で
戦略を立て、マネジメントできれば、一人勝ちすることも不可能ではないということです。

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この記事へのコメント

登録5年目の診断士
2009年10月27日 08:27
>同業者が集まって業界団体を作って活動する・・・
>行政サイドの施策に頼る・・・

診断士業界も同様なのかもしれませんね。

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