環境問題のウソ

話題の本、武田邦彦氏の『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』を読んでみました。
ペットボトルリサイクルでペットボトルのゴミが増えるとか
ダイオキシンは実は毒性なしとか
地球温暖化で南極の氷が増えるとか
一般的に報道、流布されている内容のウソ、矛盾を突いています。
盲目的、一方的な報道に基づいて環境問題を論じるのは危険であると
改めて考えさせられました。

確かに、ひと言で環境問題と言っても、どの立場で何を主張するかによって、
論旨は大きく異なるものとなります。
東京都のステークホルダーミーティングでも、
各主体の立場と主張はまちまちで、噛み合うことがありません。

たとえば前回のミーティングでは、エスコ業界の代表が、
「温暖化対策は右肩上がりの経済成長が前提」と主張していましたが
二酸化炭素の総排出量を減らすなら、経済成長はむしろ逆効果とも考えられます。

極論すれば、パソコンもケータイもない20年ほど前の生活に戻れば
確実に二酸化炭素の総排出量は減るわけですから。

でも、エスコ事業者の立場なら、エスコ事業のビジネスモデルが
企業の設備投資を前提としているがゆえに、
「右肩上がりの経済成長が前提」でなければならないわけです。

立場と主張により異なる解決策が論じられるのは、
やむを得ないところもあります。
ただ、特定の利権のため、問題の一部分だけが強調され
一方的な主張しか報道されないとしたら、
ちょっと危険だと思います。


環境問題はなぜウソがまかり通るのか (Yosensha Paperbacks (024))

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック