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zoom RSS それでも原発は必要です。

<<   作成日時 : 2011/08/05 14:53   >>

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今日の日経朝刊に、アメリカの戦略国際問題研究所ジョン・ハムレ所長の
「原子力放棄、むしろ弊害大」という論文が掲載されていました。

福島原発事故以降に高まっている「脱原発」という世論は大きな誤りだと
論じています。

私はこの論旨に賛成です。

今回の事故を機に、日本が脱原発に舵を切り、原子力エネルギー利用を諦め、
原子力エネルギー利用技術の開発を止めたとしても、
この先、中国やインドなどの新興国やエネルギー大量消費国であるアメリカでは、
原子力発電所が建設され続けるでしょう。

かつて、アメリカでは、スリーマイル島の原発事故を機に、
その後、30年間に渡って、新たな原発が建設されませんでした。
その間に、原発技術で世界をリードしてきたのは、他ならぬ日本です。

原発は地球温暖化防止のという観点からも期待されている技術です。

自然エネルギー利用技術の開発や普及も大切ですが、
残念ながら、現実的にはそれだけでは今の電力需要を賄いきれません。

また、自然エネルギーを有効利用するためには、安定した出力を担保できる
大きな発電設備が必要です。

化石燃料への依存度を高めることが危険であることは、
過去の経験からも明らかです。環境の面からも、
地球上のカーボンサイクルを無視した化石燃料の
大量消費は避けるべきです。


今回の事故で明らかになったように、原発は、極めて危険性が高く、
運用も難しい技術ですが、この技術をここで諦めてはいけない、
と思うのです。

むしろ、ジョン・ハムレ氏が論じるように、今回の事故の経験と反省を踏まえて、
原発の安全性を高めることを目指すべきではないでしょうか。

これは難しい仕事ですが、もし日本がやらなければ、
韓国や中国がやるだけです。

これまでに、自動車事故や航空機事故でも
たくさんの尊い命が犠牲になってきましたが、
私たちはその技術を諦めることはありませんでした。

日本は、原発事故の加害者となりましたが、
国際社会に対し、加害者の責任を果たすという意味でも、
今まで以上に原発の安全を高める努力を継続すべきです。

ジョン・ハムレ氏も指摘しているように、将来的に怖いのは、
中国の原発で事故が起こることです。

もし中国で今回のような事故が起きたら、放射性物質は
風下の日本を襲うのです。

そうならないようにするためにも、日本の技術を高める必要があるのです。


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コメント(2件)

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 記事を拝読致しました。
 日本は確かに、原発を作る技術は現在のアメリカや中国よりあります。

 しかし、それでも他国に安全な原発を提供できる保証はありません。何故なら日本で作った原発が、現に今世界規模の汚染事故を引き起こしている最中であり、それも収束とはほど遠い状況にあるからです。

 おっしゃる通り、中国の原発事故は日本にとって致命的なので、僕は世界的に原発からの脱却を呼びかけていくべきではないかと考えています。

 また、原発は必ずしも安定した発電装置ではありません。
 原発は何か起きた時すぐ止められる様、バックアップの火力発電を併設しています。
 また、需要に応じた柔軟な出力調整も許されていません。

 航空機や車の事故と、原発の事故を比較する事も不可能です。
 何故なら、原発の事故は世界規模で影響を与え、車や飛行機の様に比較的限定された事故とはならず、しかも環境に与える影響は、数万年単位となります。

 乗り物の事故は化学的整合性の中にあり、燃料や部品が環境を汚染しても、それは結局、人間が自然の中から集めてきたものです。

 しかし、放射性元素は核物理の分野であり、自然界でこれを変える力は、恒星の核融合と時間だけです。
 どのような地球上の生命も、化学反応によって制御されており、生体で核反応を制御する生物はいないのです。

 従って一度環境中に放出された放射性同位元素は、不可逆的に環境を変化させます。

 また、核廃棄物の命題が解決するまでは、放射性物質を大量に作り出す商用炉の拡散は避けるべきと考えます。

 研究は必要ですが、これ以上商用炉を野方図に作り続ける事は、地球全体の生態系にとっても、勿論人類にとっても、決して好ましい事ではない筈です。

ss
2011/09/03 07:00
全面的に賛成です。
化石燃料が枯渇することが分かっている今、原子力は人類の希望の火だと思います。
かい
2012/05/12 05:28

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それでも原発は必要です。 サムライ業独立日記/BIGLOBEウェブリブログ
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